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ロレックスを見比べていると、同じ丸いケースなのにデイトジャストとサブマリーナがまるで別の時計に見えて、どこで印象が分かれるのか迷うことがある。その差をつくっているのが、風防を囲むベゼル。
この記事では、ロレックスのベゼルの種類と成り立ち、セラクロムとアルミの素材の違い、中古で見ておきたい箇所までをわかりやすく解説。
ロレックスのベゼルとは|風防を囲むリングで、形は時計の役割で変わる
ロレックスのベゼルは用途やデザインによってさまざまだが、代表的なものとしてフルーテッド、回転ベゼル、タキメーター、スムースの4タイプがある。
どのベゼルを備えるかは、モデルの用途やデザインによって変わる。ベゼルを見ると、その時計の機能や性格もつかみやすい。ドレス寄りのデイトジャストはフルーテッド、潜水用のサブマリーナは一方向にだけ回る回転ベゼル、クロノグラフのデイトナはタキメーターという組み合わせ。部位ごとの違いは文字盤やブレスレットの記事でも扱っている。
比較表|ロレックスのベゼル4種は何が違う?
| 比較項目 | フルーテッド | 回転ベゼル | タキメーター | スムース |
|---|---|---|---|---|
| 形状 | 縁に細かな溝を刻んだ立体の輪 | 目盛りを入れたリングを回せる | 目盛りを刻んだ固定式の輪 | 溝も目盛りもない丸い面 |
| 主な素材 | 18Kゴールドか950プラチナ | サブマリーナとGMTの現行はセラクロム | 金属かセラクロム | モデルの仕様に応じた金属 |
| 機能 | 装飾(もとは防水のためのねじ込み) | 経過時間や2つ目の時間帯を読む | 一定距離の速度を計る | 機能を持たない |
| 代表モデル | デイトジャスト | サブマリーナ、GMTマスターII | デイトナ | オイスター パーペチュアル、エアキング |
| おすすめの人 | 腕元に華やかさを足したい人 | 道具として時計を使いたい人 | クロノグラフの表情を好む人 | 控えめに着けたい人 |
この4タイプを比べると、大きな違いのひとつがベゼル自体を回して使うかどうか。サブマリーナやGMTマスターIIなどの回転ベゼルは、目盛りを動かして時間を読む機能を持つ。
フルーテッドベゼルとは|デイトジャストの刻みは防水の名残
フルーテッドベゼルは、縁にぐるりと細かな溝を刻んだベゼル。ロレックスの公式サイトによれば、1926年にオイスターとともに登場し、もとはこの溝を使ってベゼルをケースにねじ込み、防水性を仕上げる役目を担っていた。
1953年からは、はめ込み式に変わり、溝は機能から光を拾う意匠へと役目を移している。現在は18Kゴールドか950プラチナでしか作られないため、ステンレスと組み合わせたデイトジャストでもベゼルは金で、ホワイトロレゾールならホワイトゴールドになる。金と鋼の組み合わせはロレックスの素材の記事に詳しく記載。
回転ベゼルとは|サブマリーナとGMTマスターIIで目盛りが違う
回転ベゼルは、目盛りの入ったリングを回して使うベゼル。同じ回るベゼルでも、サブマリーナとGMTマスターIIでは回る向きも目盛りの意味も違う。
サブマリーナは一方向に回る60分目盛り
ロレックスのダイバーズウォッチは、すべて一方向にしか回らない回転ベゼルを備える。60分の目盛りで潜水時間を読み、逆向きには回らないので、誤って動いても残り時間を長く見誤る向きにはずれない。型番ごとの違いはサブマリーナの記事に掲載。
GMTマスターIIは両方向に回る24時間目盛り
矢印の付いた24時間針とベゼルの目盛りを組み合わせ、2つの時間帯を同時に読む。ひとつ前のRef.116710は黒のLNと青×黒のBLNRの2種類。赤×青は2014年にホワイトゴールドで復活し、2018年には現行世代のRef.126710BLROにも採用された。現在はRef.126710系に加え、Ref.126720VTNRも展開されている。
成り立ちはGMTマスターIIの記事でも紹介。
タキメーターベゼルとは|デイトナは速度を読む目盛り
タキメーターは、1963年にコスモグラフ デイトナとともに登場した目盛り。数字は400から60へ下がっていき、先へ行くほど間隔が広がる。1kmのような一定の距離を走るあいだクロノグラフを動かして止めると、クロノグラフ秒針の指す数字がそのまま時速として読める。
デイトナのベゼルは回らない固定式で、116520のように金属に目盛りを刻んだものと、116500LNのようにセラクロムにしたものがある。
ロレックスのベゼル素材の違い|セラクロム・アルミ・18Kゴールド
回転ベゼルの目盛りを載せたインサートは、かつてのアルミから、ロレックスが独自に開発したセラミックのセラクロムへと移った。ロレックスでは2005年、GMTマスターIIに初めてセラミック製のベゼルインサートを採用。その後2007年に「セラクロム」と名付けられた。非常に硬く傷が付きにくいうえ、紫外線による色変化にも強い。
写真で見る|アルミ・セラクロム・18Kゴールド
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アルミ|16610 サブマリーナ デイト つやを抑えた黒で、使い込むと色が浅くなり、目盛りの縁に擦れが出やすい。 |
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セラクロム|116718LN GMTマスターII 光沢のある黒いセラミック。同じ黒でも、アルミより深く艶やかに見える。 |
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18Kホワイトゴールド|126234 デイトジャスト36 インサートを持たず、溝の山と谷が交互に光って金属そのもので顔をつくる。 |
ベゼルで選ぶロレックス|フルーテッド・回転・タキメーターの3本
フルーテッド、回転、タキメーターを代表する3本を並べる。ベゼルを見ると、同じロレックスでもデザインと機能の違いが分かりやすい。
デイトジャスト36 126234|フルーテッドベゼルが光を拾う
126234は、ステンレスのケースに18Kホワイトゴールドのフルーテッドベゼルを合わせたデイトジャスト36。ミントグリーンの文字盤に、細かなコマが連なるジュビリーブレスを組んでいる。
シャツやジャケットにも合わせやすく、フルーテッドベゼルの表情を日常に取り入れたい人向き。文字盤とベゼルの両方に色と光を持たせたいときにも選びやすい。
サブマリーナ デイト 126610LN|一方向に回るベゼルで時間を計る
126610LNは、黒いセラクロムの回転ベゼルを載せた現行のサブマリーナ デイト。一方向にだけ回るベゼルと、厚みのあるオイスターブレスが、道具としての性格をそのまま伝えている。
黒と銀だけの配色なので、Tシャツやデニムにも、スーツの袖口にも収まる。休日と仕事を一本で通したい人に向く。
コスモグラフ デイトナ 116520|タキメーターを刻んだステンレスベゼル
116520は、ステンレスのベゼルにタキメーターの目盛りを刻んだデイトナ。黒い文字盤に、銀の縁取りを付けたインダイヤルが三つ並ぶ。
金属のベゼルは光を受けて明るく、ジャケットやシャツにも合わせやすい。クロノグラフの精悍な表情を好む人に向く。
ロレックスのベゼルを中古で購入する前に押さえるべき4つのポイント
✓ 回転ベゼルは回る向きと止まり方を確かめる
サブマリーナは一方向、GMTマスターIIは両方向に回るのが本来の仕様。回転方向や操作感に気になる点があれば、販売店に状態や点検歴を確認しておく。
✓ アルミは色あせ、セラクロムは欠けを見る
アルミのインサートは使い込むと黒が浅くなり、縁に擦れが出やすい。セラクロムは擦り傷には強い一方、強くぶつけると縁が欠けることがあるので、写真で目盛りの縁まで見ておく。
✓ フルーテッドベゼルは溝の山の丸みを見る
フルーテッドベゼルは、使用による摩耗や研磨によって溝のエッジが丸く見える場合がある。寄りの写真で山と谷の輪郭を確認しておく。
✓ ベゼルだけで真贋や年代を決めない
ベゼルやインサートは修理で交換されていることがあり、ベゼルだけで年代や真贋を判断するのは危うい。外観だけで決めず、販売店の真贋確認の体制や購入後の対応まで含めて確かめたい。
よくあるご質問
Q. GMTマスターIIのベゼルにはどんな配色がありますか?
A. GMTマスターIIには、ブルー/ブラック、グレー/ブラック、グリーン/ブラック、ブルー/レッドなどがあります。ひとつ前のRef.116710はブラックのLNとブルー/ブラックのBLNRの2種類。ブルー/レッドは2014年にホワイトゴールドで復活し、2018年にはオイスタースチールのRef.126710BLROにも採用されました。
Q. 回転ベゼルは潜水をしなくても役に立ちますか?
A. サブマリーナの回転ベゼルは、潜水のためだけのものではありません。ゼロの位置を分針に合わせておけば、会議や駐車時間のような日常の経過時間も目盛りで読めるようになります。
Q. ダイヤモンドをあしらったベゼルのロレックスもありますか?
A. デイトジャストには、フルーテッドの代わりにダイヤモンドを並べたベゼルの型番もあります。数は多くありませんが、当店でもデイトジャスト28などで、ダイヤモンドをあしらったベゼルのモデルを取り扱っています。
まとめ
この記事で取り上げる代表的なベゼルは、フルーテッド・回転・タキメーター・スムースの4タイプ。
華やかさを足したいならフルーテッド、時間を計る道具として使いたいなら回転ベゼル、クロノグラフの表情を好むならタキメーター、控えめに着けたいならスムースと先に決め、そのうえで素材と状態を見ていくと早い。回転ベゼルは回り方、フルーテッドは溝の山の状態が手がかりになるので、写真と記載を並べて比べたい。
当店ALAMODEでは、デイトジャストやサブマリーナをはじめとしたロレックスの人気アイテムを豊富に取り揃えております。各商品は一点ごとの写真と詳細情報を掲載しており、コンディションやデザインを確認しながらお選びいただけます。特別な一点をお探しの方は、エアキングの記事とあわせて、ぜひオンラインショップをご覧ください。
店舗情報|ロレックスを渋谷で買うなら
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営業時間:12:30〜21:00(定休日:1月1日)
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