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エルメス

ケリー vs バーキン。2大エルメスの美しさを読み解く。中古で選ぶ最良の一品

エルメスの世界には、時代を越えて語り継がれる二つの象徴がある。

ひとつは、自由と余裕をまとったバーキン。もうひとつは、端正な美しさを宿すケリー。どちらもエルメスの歴史をつくった存在でありながら、その成り立ちも、放つ空気もまったく異なる。

いま、中古市場で選ばれるのはどちらなのだろう?

バーキンとケリー 誕生の背景

エルメスの名を語るとき、必ず並び立つのが バーキンケリー
同じメゾンから生まれながら、そのストーリーは驚くほど対照的。

バーキンが誕生したのは1984年。
ロンドン発パリ行きの機内で偶然隣り合ったジェーン・バーキンとエルメス社長ジャン=ルイ・デュマ。彼女のバッグから溢れる荷物を見たデュマが、「より実用的で使いやすいバッグ」という着想を得たことがきっかけとなり、収納力とエレガンスを兼ね備えたバーキンが誕生した。この偶然は、のちに時代を象徴するアイコンへと育っていった。

一方ケリーの物語はもっと静かでクラシックだ。
1930年代に誕生した原型バッグ「サック・ア・クロア」。
その端正なシルエットは、グレース・ケリーが愛用したことで世界に広まり、ひとつのスタイルとして確立した。ハンドルのライン、留め具の緊張感、佇まいのすべてが“品格”として語られるようになり、やがて彼女の名を冠することとなった。

ひとつは偶然の会話から生まれた、現代的でしなやかなバッグ。
もうひとつは長い時間をかけて育まれた、クラシックで凛としたバッグ。
この対照的な誕生物語こそが、バーキンとケリーを“似て非なるアイコン”へと導いている。

バーキンとケリー、何が違う?

バーキンとケリーは、同じエルメスのアイコンでありながら、まとう空気はまったく異なる。

まず大きな違いは、開閉の仕組みとハンドルのデザイン。
バーキンは本体にしっかりと据えられた2本ハンドルが象徴的で、フラップを内側に折り込めば、荷物の出し入れが驚くほどスムーズ。動作の一つひとつが軽やかで、ふだんの装いに自然な余裕を添えてくれる。

対してケリーは、フラップに付く1本ハンドルという端正な構造。ターンロックとベルトを開閉する所作に、どこか儀式のような品格が漂う。さらにショルダーストラップを添えれば、ハンドでもショルダーでも美しく決まり、場面に応じて表情を変える柔らかさを見せてくれる。

スタイルの印象も対照的。バーキンはラフさとリッチ感が絶妙に混ざり合い、肩の力を抜いた余裕とエレガンスをつくり出す。ケリーはハンドルがトップに伸びる構造と構築的なフォルムが手元を引き締め、知性と品格を静かに語る。

ほんのわずかな設計の違いが、二つのアイコンを“似て非なる存在”として輝かせている。

中古で選ぶときのポイント

中古のバーキンやケリーを選ぶときは、まずバッグ全体の“佇まい”を丁寧に見ることから始まる。角に出やすいスレや、持ち手の変色・柔らかさは、使われ方の癖が最も表れやすい部分。金具に残る小傷や色の変化も、年月を映す大切な手がかりになる。

縫い目の整い方やステッチの均一さ、そしてアルファベットで示される製造年の刻印は、そのバッグが歩んできた時間を読み解くヒント。さらに、鍵やカデナ、クロシェット、箱といった付属品が揃っているかどうかも、後々の満足度に大きく関わってくる。

同じモデルでも、状態がひとつ違うだけで印象も価値も変わっていく。だからこそ、確かな目で選び抜き、信頼できる店舗に出会うことが、納得のいく一本へつながっていく。

まとめ ― バーキンか、ケリーか。その選択が描く“未来のスタイル”

柔らかさを纏うバーキンか、凛とした空気を宿すケリーか。

その選択は、あなたの美しさをどんな形で表現するのか、という問いでもある。
中古市場には、時を重ねてもなお美しさを保つ“運命のひとつ”が確かに存在している。

当店ALAMODE(アラモード)では、厳選したケリーとバーキンのラインナップを一点ずつ丁寧にセレクト。あなたの未来をともに歩む一本と出会えるよう、確かな品質だけを届けている。

その出会いは、きっと日常をほんの少し特別に変えてくれる。
その瞬間を、ぜひオンラインショップで。

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