エルメスのスカーフ「カレ」の世界！中古で出会える名作デザイン
首もとに、髪に、バッグに。結び方ひとつで印象を変え、装いにそっと個性を添えてくれる。エルメスのスカーフは、ただのファッションではなく、身にまとうアートとして愛されてきた。
いま注目されているのは、中古市場で出会える名作スカーフたち。新作では出会えない色、時代を超えて語り継がれるデザイン。その魅力とは？
エルメス スカーフが愛されつづける理由
エルメスのスカーフ、通称「カレ」は、1937年の誕生以来、メゾンの象徴として愛されてきた。一枚のシルクに描かれるのは、馬具の伝統、美しい自然、建築、神話など。そのひとつひとつに、アーティストと職人の感性が息づいている。
上質なシルクツイルは、しなやかでありながら凛とした張りを持ち、長い時を経ても色あせない。鮮やかな発色と艶めきは、手に取るたびにエルメスらしい気品を感じさせる。使うほどに柔らかくなじみ、まるでその人の仕草に寄り添うように形を変えていく。
名作「カレ」と人気の「ツイリー」
エルメスのスカーフといえば、まず思い浮かぶのが「カレ（Carre）」。
正方形のフォルムに、メゾンの世界観を凝縮した定番アイテム。90×90cmの定番サイズから、コンパクトな70や140の大判サイズまで、装いに合わせて選べる多彩なサイズが魅力。
なかでも、中古市場で注目を集めるのは、歴史的デザインや限定柄。
Les Trophees（レ・トロフェ）
トロフィーをモチーフにしたデザイン。金や銀の装飾を思わせるモチーフが並び、栄誉や誇りを象徴するような気品を放つ。華やかさの中に知性を感じる、コレクター人気の高い柄。
Coupe de Gala（クープ・ドゥ・ガラ）
儀典用の馬具をテーマにした、エルメスの伝統を感じさせるデザイン。優雅な曲線と繊細なディテールが調和し、クラシカルな存在感を放つ。巻いたときのバランスも美しく、根強いファンを持つ定番のひとつ。
La Berline Bayadere（ラ・ベルリーヌ・バイヤデール）
ベイアデール（縦縞模様）を用いながら、馬車や装飾文様を組み合わせた、躍動感あるデザイン。クラシックとモダンが交差するその構図は、軽やかで遊び心に満ちている。シンプルな装いにも、ひと巻きで華やぎを添えてくれる。
Cavalcadour（カヴァルカドゥール）
馬の行進（キャバルケード）を描いた、ダイナミックな構図が印象的。流れるようなラインと配置が、巻いたときに自然なリズムを生み出す。上品な色使いとグラフィカルなパターンが融合した、芸術的な一枚。
そしてもうひとつ、近年急速に人気を集めているのが「ツイリー（Twilly）」。
細長いリボン状のシルクスカーフで、バッグのハンドルに巻いたり、手首に結んだり、髪を彩ったり。ひと巻きで装いに遊び心と華やかさを添えてくれる。中古市場でも状態の良いツイリーは人気が高く、限定柄やシーズンカラーは入荷してもすぐに完売するほど。
スカーフの楽しみ方とスタイリング
エルメスのスカーフは、首もとに巻くだけでなく、アクセサリーのように楽しめるのが魅力。シンプルなシャツにひと結びするだけで、装いに華が生まれる。
ツイリーをバッグの持ち手に結べば、クラシックなトートも一瞬でモードな印象に。
中古市場では、現行モデルはもちろん、廃盤デザインや限定カラーとも出会える。
そんな一期一会の出会いこそ、スカーフ選びの楽しさのひとつ。
中古市場とリセール価値
エルメスのスカーフは、中古市場でも人気が衰えない。状態の良いものや、付属箱・タグ・リボンが揃った個体はリセールでも高く評価される。
特に人気の高いデザインは、需要が高く、プレゼントとしても選ばれやすい。コレクション性が高いため、デザインによっては購入時よりも高値で取引されることもある。
また、ツイリーもリセール価値の高いアイテムのひとつ。限定コレクションや季節限定カラーは中古市場での動きが早く、希少なデザインはコレクターからの支持も厚い。
中古スカーフを選ぶ際は、シルクの発色や縁のハンドロール（手巻き縫製）をチェック。細部まで丁寧に仕立てられた一枚こそ、時を経ても愛され続ける本物の証。
まとめ ― 一枚のスカーフが語る時間の美
エルメスのスカーフは、結ぶたびに新しい表情を見せる。季節や気分によって違う輝きを放ち、持つ人のスタイルとともに時を刻んでいく。
当店ALAMODE（アラモード）では、カレやツイリーをはじめ、人気の中古スカーフを多数ラインナップ。あなただけの一枚が、装いに新しい物語を添えてくれるはず。