月を越えたクロノグラフ! オメガの「スピードマスター」その伝説を腕に。
なぜスピードマスターだけが月に辿り着けたのか。
半世紀を経た今もなお、その名は世界中の男たちを惹きつけて離さない。
ムーンウォッチと呼ばれるこの時計には、単なるスペックを超えた物語がある。その真価を探っていこう。
歴史誕生の誕生の背景

1957年、スピードマスターはレーサーのための計測機器として誕生した。
その正確さと耐久性は、やがてNASAの目に留まる。数々の過酷な試験を唯一生き残り、宇宙飛行士の公式装備として採用された。
1969年、人類が初めて月面に降り立ったアポロ11号の船員たちの腕には、この時計があった。
スピードマスターは「月に行った唯一の腕時計」として、その名を歴史に刻んだ。
だが、伝説は終わらない。
翌年のアポロ13号で酸素タンクが爆発。通信も電力も途絶えた船内で、宇宙飛行士たちはスピードマスターを頼りに14秒の噴射時間を計測し、軌道を修正。
その精密な計測が、彼らを地球へと導いた。
スピードマスターは“月に降り立った時計”であり、“命を救った時計”でもあるのだ。
ブランド戦略と希少性

月に到達した唯一の腕時計。
その名を許されたのは、オメガ スピードマスターだけだ。
オメガはその歴史をブランドの核として磨き上げ、スピードマスターを象徴的存在へと昇華させた。周年記念モデルや限定エディションが発表されるたびに市場は沸騰し、コレクターズアイテムとして確固たる地位を築いている。
華やかな広告よりも、真の実績で語られるブランド。
スピードマスターは、希少性と普遍性を両立する稀有な存在だ。
技術とディテール
初代キャリバー321、後継の861、そして現代の3861へ。
どの世代も貫かれているのは、徹底した精度と信頼性へのこだわりだ。
最新キャリバー3861はマスタークロノメーター認定を受け、耐磁・耐衝撃性ともに高い次元に到達した。NASAの認証を維持しながら、現代テクノロジーを融合させた完成度は圧巻だ。
ステンレススティールのケース、黒のダイヤル、タキメーターベゼル。余計な装飾を排した設計は、機能美そのもの。
無駄を削ぎ落とした静かな迫力が、スピードマスターを“本物を知る男”の選択へと導いている。
中古市場とリセール動向

現行のプロフェッショナルモデル(Cal.3861)は60万円台から取引され、状態や付属品が揃った個体は定価に迫る水準を保つ。精度・耐磁性の進化に加え、NASA公認という信頼のストーリーがリセール価値を下支えしている。
一方、1960〜70年代のキャリバー321搭載モデルはさらに希少だ。
オリジナルパーツを維持した個体は100万円を超え、トリチウム夜光や“Pre-Moon”リファレンスは数百万円台に到達。世界的にヴィンテージ需要が高まる中で、その希少性と市場評価は右肩上がりを続けている。
デザインが大きく変わらないことも、価値を支える要因のひとつ。60年以上にわたり受け継がれたフォルムは、時代を超えて評価される完成されたデザインといえる。堅実なブランド戦略と確かな実績がある限り、スピードマスターの市場価値が揺らぐことはないだろう。
まとめ ― 月を越えた、男のロマンを刻む時計
スピードマスターは単なるクロノグラフではない。
月面着陸の記録、人命救出の記憶、そして技術革新の象徴。
そのすべてを宿しながら、今も男たちの腕で確かな時を刻み続けている。
当店ALAMODE(アラモード)では、現行のムーンウォッチから歴史的ヴィンテージまで幅広く展開。確かな真贋鑑定と丁寧なコンディション管理で、信頼に足る一本との出会いを叶えている。
本物の重みを感じる一本が、ここにある。
永遠のムーンウォッチとの出会いを、ぜひALAMODEのオンラインショップで。