なぜエルメスはオレンジ?ブランドカラーに隠された誕生秘話
エルメスを象徴する存在――鮮やかな「オレンジボックス」。
世界中で知られるエルメスのブランドカラーだが、その誕生は必然ではなく、偶然から始まったのはご存じだろうか。
戦時中の偶然が生んだオレンジボックスの誕生
エルメスのパッケージは、創業当初はベージュやクリーム色を基調としていた。
ところが1940年代、第二次世界大戦による資材不足で従来の紙が入手できなくなる。そのとき偶然手に入ったのが、鮮やかで目を引くオレンジ色の紙だった。
やむを得ない代替として採用されたその色は、当初は一時的な措置にすぎなかったが、その強烈な印象は次第にエルメスの品格と結びつき、ブランドの存在感を際立たせていく。
偶然の産物は、やがて「エルメス=オレンジ」として定着し、世界中のラグジュアリー愛好家に認められることになる。
オレンジがブランドカラーへ昇華するまで
戦後もエルメスはオレンジボックスを採用し続けた。
使い続けることで、オレンジは単なる包装を超え、エルメスのブランドカラーとして確立。1990年代には国際的な包装デザイン賞を受賞し、「オレンジボックス」はブランドの歴史と象徴を語る存在へと進化した。
今日、このボックスを開ける瞬間は、ただの開封ではない。
そこには「エルメスのラグジュアリー体験」が凝縮され、世界中の人々を魅了し続けている。
エルメスにこの箱があるかないかでリセール時の価値が大きく変わることも。将来的な売却も視野に入れるなら、ボックスの保管は必須。特にオレンジボックスは付属品の中でも評価が高く、高価買取の重要なポイントとなる。
まとめ ― 偶然が必然となった、エルメスの象徴
エルメスのオレンジボックスは、偶然に始まりながらも必然へと進化したブランドの象徴。鮮やかなオレンジは、歴史を超えて「ラグジュアリー」の代名詞となり、開ける瞬間ごとに特別な体験を与えてくれる。
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